国頭村森林セラピー
世界自然遺産の森

森林セラピーについて

森林セラピーとは

“森林セラピー”とは、医学的エビデンスを基礎とした森林の快適性増進効果・癒し効果等を、健康維持・増進等に活かしていくという取り組みの総称です。森林浴効果を実際にその環境下で生理的に検証して、日頃私たちがさらされている高いストレス状態を鎮静化させ、リラックス効果が得られることを目的としています。

普段のせわしない生活で閉ざされた五感を森の中で解放させてみてください。「心」と「からだ」の不調に気づくことができ、自分の「こころ」と「からだ」を大切にしたいという気持ちが芽生えます。そして何をすれば自分を大切にできるのか考えるきっかけとなります。

五感を森で感じる・・・

視覚 木々の色彩や木もれ日などを見ることで感じる

聴覚 風に揺れる葉の音、鳥や虫の声、水のせせらぎなど聞くことで感じる

嗅覚 花の香りや深呼吸をして樹木の香気成分(フィトンチッドなど)をからだに取り込む

触覚 手のひらで木や葉に触れた感触や頬をつたう風

味覚 季節の山菜や野草、木の実などの森の恵み

 

森林セラピー基地 国頭村の特徴

国頭村の森は、専門家による実験を行った結果”森の癒し効果”が科学的に認められ、平成19年3月に沖縄県内では初めて「森林セラピー基地」の認定を受けました。
令和3年7月には、“奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島“が世界自然遺産に登録されました。

他にもこんな特徴があります、、、

  1. 森林セラピー認定地で唯一の亜熱帯林。
  2. 気候が温暖で、周年で森林散策が可能。
  3. スギ花粉症の心配が少ない。
  4. 多種多様な動植物が生息している。
  5. それぞれ特徴あるセラピーロードの選択が可能。

 

森林セラピーデータ

心拍数

脈拍数は、座観前・後において森林部では低下していて、生理的にもリラックス効果があることが証明されました。

 

心拍変動性

心拍の“ゆらぎ”の測定で、ストレスの高いときに高まる“交感神経”が抑制され、リラックスしたときに高まる“副交感神経”が昂進することが分かり、森林のリラックス効果が証明されました。

※「沖縄県国頭村 森林セラピー基地・セラピーロード候補地における生理・心理効果」
平成19年3月 森林総合研究所(データは一例です。)

 

心理実験

森林は、「自然な」「快適な」「静かな」「美しい」「親しみやすい」「さわやかな」「涼しい」「安心な」「沈静的な」「神聖な」「好きな」「落ち着く」「いい音のする」「健康的な」「光の目にやさしい」空間であると認識されており、心理的にも快適でリフレッシュ効果があることが証明されました。

※「沖縄県国頭村 森林セラピー基地・セラピーロード候補地における生理・心理効果」
平成19年3月 森林総合研究所(データは一例です。)